Ubuntu 16.04 LTSでPyQt4を使う設定を調べました。メモ代わりに書いておきます。以下のような機能・特徴を利用できるようになります。
- Python3
- Qt4
- Eclipse – PyDev
- エディタで入力補完
基本インストール
Ubuntuで利用するために、予め以下の通りパッケージをインストールしておきます。
$ sudo apt-get install python3 python3-pyqt4 eclipse-cdt
Pythonなのにeclipse-cdtと言うのも変ですね。これは私がいつもeclipse-cdtでインストールしているためで、eclipseパッケージで動作するかテストしていないのです。遠い昔、ubuntuはeclipseだけインストールしてもうまく動かないことがあったため、羹に懲りて膾を吹いています。
PyDevのインストール
次に、Eclipseを起動して以下のページに従いPyDevをインストールしてください。相変わらずubuntuのeclipse-pydevパッケージは動作しませんでした。
入力補完の設定
最後にPythonのエディタがPyQt4モジュールについて入力補完できるようにします。Eclipseの menu bar -> Window -> Preferences を実行し、PyDev -> Interpreters -> Python Interpreter の中のForced Builtinsを選び、New ボタンをクリックします。そしてダイアログに”PyQt4″とタイプしてOKを押します。
テスト実行
ごく簡単なプログラムを入力して実行してみました。ちゃんとWindowが表示されていますのでPyQt4は正しくインストールされたようです。また、入力補完も正しく動作します。