このブログでは、LaTeX文書に美しいスクリーンショットを貼るための方法をあれこれ書いてきました。
LaTeX文書に限らず美しいスクリーンショットを文書に張り付けようとするならば、高解像度のスクリーンショットを撮る必要があります。高解像度のスクリーンショットを撮る方法はいくつかありますが、「Intel CPUを使用するラップトップPCしかもっていない」場合は、決定版と言える撮り方が無いのが問題でした。
今週、ようやくIntel PC用の手軽な高解像度スクリーンショットの撮り方を確立できたので書いておきます。Intel CPUを使ったラップトップPCで高解像スクリーンショットを撮るには、次の二つを使用します。
- HDMI ダミープラグ(4k)
- Actual Multiple Monitors
最初のものはAmazonなどで1000円程度で売っているデバイスで、このブログでも何度か取り上げています。PCのHDMI出力に挿せばPCに対して4kモニタ・ディスプレイとして機能しますが、外からは映像は見えません。
二つ目のものはミラーリング・ソフトです。このこのソフトウェアはGPUを使ってモニター・ディスプレイ出力を別ウィンドウに表示します。
そこで、
- PC内蔵の2Kディスプレイと4kのダミーディスプレイで拡張デスクトップを構成し
- 4kのダミープラグに出力されているデスクトップを
- 2kの内蔵ディスプレイに
- Actual Multiple Monitorsでミラーリングする
という構成にします。
こうすると、4kのダミー出力上の作業すべて2kディスプレイ上でみながら作業できます。Actual Multiple MonitorsはミラーリングとスケーリングにGPUを使うため、レスポンスは軽快です。この状態でデスクトップのスクリーンショットを撮れば、高解像度スクリーンショットを撮ることができます。
私は4kでしか実験していませんが、8k出力可能なPCであれば8kのダミープラグを使ったスクリーンショットも撮れそうです。
Actual Multiple Monitorsはお試し版もありますので、興味のある人は試してみるとよいでしょう。