(2021年4月アップデート。以下の方法は非推奨です。詳細は別エントリを参照)
CubeIDEをUbuntuにインストールする際、マニュアルに従ってはいけません。
STのインストールガイド(UM2563)によれば、Ubuntuへのインストールはdebian用のパッケージを使うことになっています。Ubuntuがdebianから派生したことを考えれば、これは妥当に思えます。
ところが、この通りにインストールすると、アップデートで躓きます。debianのパッケージからインストールした場合、CubeIDEは書き込みにroot権限が必要な領域へインストールされます。これは安全な方法に見えます。ところが、CubeIDEはマイナーアップデートを実行中に行おうとします。したがって、通常利用時のユーザー権限での実行時にはアップデートができません。
そこで、root権限で起動したいのですが、gksuコマンドは廃止されておりGUIプログラムをroot権限で起動する簡単な方法はありません。コミュニティはアプリケーション開発者に、「必要な時だけダイアログを出してroot権限を取得するように」と薦めているようですが、CubeIDEはそうなっていません。
じゃぁ、debianパッケージをユーザー権限でインストールすれば良さそうですが、ドライバのインストールで失敗します。
結局、これを解決したければ、「汎用のLinux用パッケージ」をインストールするしかありません。汎用インストーラーであれば、アプリケーションをユーザー権限でインストールし、ドライバのみroot権限でインストールできます。アプリケーション内更新も問題なく完了します。
この方法が一番です。