高円寺でmacaroomを聴いてきた

By | 2019年6月23日

6月15日に高円寺U-haで、macaroomのライブを聴いてきました。

私はライブを聴きに行くような柄ではありません。が、macaroomには普段つきあいのある「だきやま」さんがBob名義で参加していらっしゃいます。今回、手製の音源を持ち込むということで興味津々で乗り込んだのでした。ちなみに初高円寺です。

だきやまさんとはリアルで面識があり、飲み会で互いの技術プレゼンを見たり、カレー居酒屋でインド風コンニャクをつついたり、焼き肉を食べに行ったりする仲です。この方はいろいろな場面で違う顔を見せる方ですが、私から見ただきやまさんはオーディオ信号処理技術をリアルの世界に持ち込んでいじっている人です。

さて、事の経緯は私が説明するよりもこちらのツイートを辿っていただくのが良いかと思います。

こういう方です。自分のライブで使う音源をRaspberry Pi上の音響プログラムシステムでさくっと組み上げてしまう。ところが、UI担当のスマホアプリとの連携がうまくいかないため、代役としてLCDを取り付けるなどをするも、ライブ会場での使い勝手は「不安定」と言う結論にいたり、結果的にmbed上に私が開発した雲仙オーディオフレームワークを使ったシステムを構築されています。

Raspberry PiとちがってmbedではPdのようなアプリを動かすことは叶いません。雲仙にしてもただのLPCM出力ソフトでしかありません。そういった低水準システム上に、音源やテンポの制御といったものをさくっと実装してみせる技量はさすがです。

さて、肝心の音ですが実に興味深いものでした。ライブに疎い人間なりにあれはリズムボックス的なものだとおもうのですが、一定のテンポを刻みながら音の調子や音の数がカオス的に変動していくのです。だきやまさんのツイートにも「ロジスティック写像を使う」と書いてありましたが、当日その言葉が思い出せなくて、結局演奏後にご本人に教えてもらいました。

知識をプログラムに実装するというのは、簡単なことではありません。

「こんな技術・数学を使うと面白い音になるのではないか」

と思い立って、それを実現できるということはとてつもないことです。だきやまさんのブログに掲載されている記事の中には人を食ったように見えるものもあります。しかしながら、手に入れた技術を表現するときに、そのへんに転がっている「もの」を無造作に手繰り寄せてわかりやすく表現してみせることができるでしょうか。そう考えると、この人がやっていることの凄みが少しずつわかってきます。

サポート稼業としてはこのような可視化のセンスを持ち合わせていることに羨望の念を抱かざるをえません。ロジスティック写像が作り出す音と、製作者が爪弾くやさしいギターの音色を重ねて聞きながら、改めて興味深い人だと感心した夜でした。

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