ちょっと前に使い始めたGoogle Cloud Platformの課金がおかしな事になっていました。その経緯をここに書いておきます。いまだに何が起きたのか首をひねっていますが、googleから匿名でカード会社に請求が行っていたようです。
そもそもの経緯
こちらのブログにも書きましたが、ちょっと前にGoogle Cloud Platfomが一部無料になったことを受けて、アカウントを申請し、Jupyterのサーバーを立てました。
このサーバー、たまに使います。どこからでも信号処理用の計算機が立ち上がるというのは大変便利で、ちょっと重いですが充分にメリットが上回っています。
で、少し気になる点がありました。
「本当に無料なのだろうか」
という点です。GCPは「USリージョンのサーバーに限って」「f1-microであれば」無料と言うことになっています。f1-microは一番小さなインスタンスで、仮想CPU1基と主記憶512MBが使えることになっています。512MBはWindowsであれば小さすぎますが、Ubuntuサーバーであれば、実験用には充分です。私のが使っているのはus-central1のf1-microですから、無料のはずです。
微少課金が発生している
ところが、きわめて少額ながら、利用料金が発生しています。ログを見ると、ひと月あたり0.3円程度の料金が発生しています。これに首をかしげていたのですが、どうやら中国からの攻撃によって通信料金が発生しているようです。
http://qiita.com/hnw/items/a4e395d047b382e7dc5f
原因がわかればそれで構いません。月々本当に0.3円程度なら、仮に課金されていても困りません。しかし、少し様相が変わってきました。
カードから引き落とせない
事の発端はこんなメールが届いたことです。
フィッシング詐欺のにおいがぷんぷんする文面ですが、正真正銘グーグルからです。GCPのコンソールを開く、確かに登録したVISAカードが使えないという特大のエラー表示が出てきています。
仕方ないのでカード会社に電話。すると「セキュリティ担当部署」なるところに回されてあれこれ質問攻めに。おかしいなと思いつつ質問した。
「すみません、この引き落とそうとしている会社ってグーグルで間違いないですよね」
「いえ、私どもには海外の『VISA契約会社』としか表示されていません」
えー。
そりゃカード会社も海外からの怪しい引き落としと思いますよね。結局、カード会社に対して引き落としが試みられた時間と、私にメールが来た時間から間違いないだろうと言うことで、この一件のみブロックを外してもらいました。
これが朝、外出前のことです。
昼過ぎに帰宅したところ、GCPのコンソールから先のエラー表示が消えていました。
結局課金は?
こうして「謎の企業Google」による課金騒ぎは終わったのですが、一つもやもやが残っています。結局いくら課金されたのでしょうか。出かける前でバタバタしていたので記憶が曖昧なのですが、3000円と言われた気がします。
額が大きすぎる気がするのですが、そもそも私、契約時にもらった1年分のクレジットがまだ余ってるんですよね。
そしてよくよく見ると、確かに1ヶ月あたり1円以下の金額がこのクレジットから引かれていたようです。じゃあ何故、今月に限りgoogleはクレジットカードから引き落としを行ったのでしょうか。そして何故それは匿名だったのでしょうか。
なんだかおかしい。