LaTeXのためにグラボを交換した

長い間使っていたGeForce GT710に代わり、新しく購入したRadeon RX6400ボードをPCに取り付けました。おかげでVMも快調です。

このブログでは「PCの部品を新調したよ!」といった話は取り上げないのですが、何しろ交換理由が前回のエントリと直結しているため、触れざるを得ませんでした。前回のエントリ「LaTeX文書に美しいスクリーンショットを貼る」ではVM上の仮想8Kスクリーンを使うことでスクリーンショットを美しく撮る方法を紹介しました。ところが前回も書いたように、これがとても遅いのです。

いろいろ試すうちにわかったのは、GPUの負荷が非常に高いということです。仮想8kスクリーンを使うと、VMの中でマウスを使うだけでGPUの負荷が70~80%、ひどくすると100%になってしまいます。VMwareがGPUどう使っているかはわかりませんが、GPUがVMwareのボトルネックであることは間違いありません。

もともとゲームはしないので低発熱重視でGeForce GT710ベースのグラフィックス・ボードを使っていました。しかし、とうとう年貢の納め時と言うことでしょう。低発熱なエントリークラスのグラフィックス・ボード市場はCPU内蔵GPUと市場がかぶっているせいでここ数年寒い風が吹いていましたが、タイミングのよいことに昨年NVIDIAとAMDから新チップがリリースされています。熟考の末にRadeon RT6400ベースのボードを買いました。円安の折、懐が痛みますが仕方ありません。

さて結果ですが、仮想8kスクリーンを持つVMは見違えるほど速くなりました。これで快適にスクリーンショットを撮ることができます。ここ数週間続いたLaTeXの環境整備は一段落し、書いている文書のテキストに専念できるようになりました。

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください