Doxygen形式でコメントを入れておくと、プログラムのマニュアルを自動生成することができるのでとても便利です。
しかしながら、ページ下部に配置された説明は、他の文書から飛んできた時に正しい位置でレンダリングされないことがあります。これはページスクロールができない場合にHTMLのアンカーをページトップに持ってくることができないためです。
比較的短い説明が多数並ぶDoxygen文書では、この問題のせいで気持よく読むことができません。
そんな場合、スタイルシートをいじってページ下部にマージンを作れば解決します。
具体的にはDoxygenが生成したdoxygen.cssを開き、bodyタグ用のスタイルで、bottom marginを1024程度にしておきます。最近は大型ディスプレイが増えたので、もっと大きくしてもいいでしょう。大きくしたところでHTMLファイルサイズは増えません。
body { background-color: white; color: black; margin: 0 0 1024px 0; /* Up Right Bottom Left */ }
ところで、自動生成されたdoxygen.cssを毎回修正するのは面倒です。
- Doxygenが自動生成したdoxygen.cssファイルを編集して
- 適当なディレクトリに移動し
- 設定ファイルでスタイルシートとして指定
しておけば、毎回編集する手間が省けます。