Nucleo F746ZG用UI基板

明けましておめでとうございます。

この正月は、昨年12月にはいってから作業していたNucleo F746ZG用UI基板『浮舟』のテストをしていました。

このボードはNucleo F746ZG用コーデック・アダプタ『桐壺』とペアで使うことを想定した基板で、組み合わせて使うことで、Nucleo F746ZGの浮動小数点演算能力をどの程度オーディオ信号処理に使えるか実験したいという目録見です。

昨年末は忙しかったため、ようやく年末になって組み立てに着手出来たのですが、さて結果はと言うとぼろぼろです。問題点を列挙すると以下のようになります。

  • ボリューム読み取りようのI2C3, I2C4のプルアップ抵抗を忘れていた
  • GPIOがmbedのUSB シリアル・ポートとかぶっている
  • GPIOがARMのデバッグ・ポートとかぶっている
  • 集合抵抗や集合コンデンサは思いの外、入手性が悪い

特にUSBシリアル・ポートとのかぶりは問題です。低価格評価基板と言うことで甘く見ていましたが、Nucleo F746ZGには多数のショート・ブリッジが実装されており、ピンをGPIOに振るか、EthernetやUSBのような高機能IFに振るかを選択できます。今回、EthernetやUSBは使いませんが、USBシリアル・ポートはmbedの重要なデバッグ手段ですので看過できません。

結局、部品の変更やシルクの不満点などの修正点と併せてレイアウトを変更し、ver2として新年のうちに作り上げました。今日、ガーバーをスイッチサイエンスに送りました。早くすれば1月中旬のうちに新しい基板がくるでしょう。中国の正月とぶつかることは避けたいものです。

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