SONY Reader向けにPDFを作ってみた

今年(多分)最後の散財でSONY Readerを買いました。

ここ1か月半ほど、無料のAndroidアプリケーション、Kindle for Androidを使って通勤中に本を読んでいます。これがなかなか便利でして、狭いところでも手に持てますし、本を買っても本棚に置く場所を考えずに済みます。本には本の良さがあるのですが、どうしても本棚に置きたい本であればKindleで読んだ後に1冊買えばいいのです。その気にならないなら、本棚に置く必要のない本です。

さて、便利なKindle for Androidですが、二つほど不満がありました。

  • 1画面の文字数が少ない
  • 電池の減りが恐ろしく早い

文字数の少なさは、私のAndroidが4.3インチのWalkman Zですから仕方ありません。しかし、電池のヘリが早いのは我慢できませんでした。通勤時に往復3時間ほど本を読んでいると、電池の残量が2/3、ひどいときには1/2になってしまいます。これでは毎日充電です。

そこでKindle Paperwhiteを買おうと思ったのですが、ここのところずっと再入荷が2013年1月になっています。ところがAmazon.comでは英語版を翌日発送で買えるのです。日本人を馬鹿にしています。

そういうわけで、これまで見向きもしなかったSony Readerと日本企業による電子書籍販売に目を向けました。いろいろ調べましたが、結果的に「Amazonの便利さには及ばないが、書籍の購入には差支えない」と結論しました。で、買ったのがSonyのPRS-T2です。電池は1回の充電で公称2か月近く持つそうなので、かなりヘビーに使っても2週間くらいは持つと思っていいでしょう。画面も見やすくて満足です。SONY READERによるPDF表示

読書用に買った端末ですがよく知られているようにこの端末はPDFを表示できます。そこで、手持ちの組み込み関係のPDFを表示させてみました。データシートを表示させてもいいのですが、拡大しなければ読めないことわかっています。それより、自分が作った文書です。

右の写真はTOPPERS/JSP for Blackfinのカーネル文書(TJBN001)を再レイアウトしてPDFに変換したものを表示させたものです。ソース形式はLibreOfficeで作ったODF形式です。レイアウトの変更は以下のようなものでした。

  • ページサイズをB6に変更
  • 余白を0.7cmまで減らす
  • 表や埋め込みオブジェクトの幅を10cm程度まで減らす

そうやって作ったPDFを表示しているさまを写真に写っています(クリックで拡大)。御覧のように結構きれいに表示されます。文字の大きさは10.5ポイントですが、拡大なしに読むことができます。

手元でPCなしに文書を読むことができるのは便利です。TOPPERS/JSP for Blackfinの文書を変換しておこうかと考えているところです。

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