エディタの入力補完と型付き言語

マイクロソフトがJavaScriptに型を導入することを提案したそうです。

この提案では型情報付き言語としてJavaScriptの構文を変更する一方、実行エンジンはその型情報を捨て去っているようです。ざっと見た感じ、構文パーサーのみの変更で済むので既存のJavaScrip環境の変更が少ないということが利点のようです。

マイクロソフトがこの提案をした背景には、エディタの高機能化があります。現在主流となっているVisual Studio Codeエディタはプラグインで多くの言語に対応できます。そして、言語が型情報付きの場合、その型情報を利用してより踏み込んだプログラマ支援が可能になります。

実際、C/C++コードを書いている際に代入先や引数の型がvoid *だと、突然エディタの支援が得られなくなって失速することがあります。こういった不便さが文法として型情報を持たない言語にはあるわけです。エディタが進化した結果言語設計に影響を与え始める、というのは興味深いことです。

趣味性の高い言語はともかく、今後生産性や信頼性が求められる分野ではDSLと言えども型情報を持つ言語であることが求められるようになるかもしれません。

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