リンケージ

命令形式

DM(<ireg_a>+ <mreg_a>) = <dagreg_b>, <dagreg_b> = <ireg_a>;
DM(<ireg_a>+=<mreg_a>) = <dagreg_b>, <dagreg_b> = <ireg_a>;

例

DM( I6+=M5 ) = I7, I7 = I6;

説明

この命令はC言語やC++言語のリンケージ用の命令です。高級言語から呼ぶルーチンをアセンブリ言語で記述する場合に利用します。VisualDSP++を利用する場合はマクロ命令のなかで暗黙に利用されますので、この命令を理解しておく必要はまったくありません。

命令にはいくつか制限があります。

• 命令形式のなかで二つの<ireg_a>は同じレジスタでなければなりません。
• <mreg_a>は<ireg_a>と同じDAGのレジスタでなければなりません。
• 二つの<dagreg_b>は同じレジスタでなければなりません。
• <dagreg_b>は<ireg_a>と同じDAGのレジスタでなければなりません。
• <dagreg_b>と<ireg_a>は同じレジスタであってはなりません。

文法要素

<ireg_a>   ::= <ireg>
<mreg_a>   ::= <mreg>
<dagreg_b> ::= <ireg>, <mreg>, <lreg>
<ireg>     ::= I0, I1, I2, I3, I4, I5, I6, I7
<mreg>     ::= M0, M1, M2, M3, M4, M5, M6, M7
<lreg>     ::= L0, L1, L2, L3, L4, L5, L6, L7