// ポップ POP PC; POP STS; POP LOOP;
POP PC; POP STS; POP PC, POP STS;
POP命令は内蔵スタックに退避してあるレジスタを復帰します。復帰の方法は復帰するレジスタごとに異なります。この命令は取り扱いが微妙であるため、独自に割り込みハンドラやOSを書くとき、およびループの中断以外には利用しないほうがいいかもしれません。
二つのPOP命令をコンマで区切って並べることにより、1サイクルで二つのポップ命令を実行できます。ただし、POP PCとPOP LOOPは同時実行できません。また、PUSH命令とPOP命令をコンマで区切って同時実行できますが、その必要があるかどうかは疑問を感じます。
POP命令はシーケンサーの動作に直接影響を与えます。そのため、パイプラインの動作が微妙な場所では使用が禁止されています。
厳密に言えば、ループ・ボトムから6命令以上はなれていればPOP命令を使用してもかまいません。しかし、実際には使えないと考えたほうが安全でしょう。ループを中断する場合には、一旦ジャンプ命令でループから飛び出してからPOP LOOP命令を実行してください。