SPI

ADSP-2191はSPI( Serial Peripheral Interface )を二系統(SPORT2と排他利用)備えています。SPORTはビット同期の比較的低速な通信ポートで、Slave Select線による複数ペリフェラル利用に対応しています。SPORTがオーディオなどのストリームデータに適しているのに対して、SPIは多くのマイクロプロセッサ周辺デバイスとの接続に適しています。レジスタはすべてIO空間に割り当てられており、IOPGには利用するポートに応じてSPI0_Controller_Page、SPI1_Controller_Pageを設定してアクセスします。

SPORTが送受両方にDMAを持っていたのに対して、SPIは送信か受信かのいずれにしかDMAを使えません。SPIはストリームIOのような高速大容量通信に使われることはないため余問題になりませんが、注意が必要です。

制御レジスタ

SPICTLx
SPIポートの設定を行います。
SPIFLGx
SPIポートが使用するフラグビットを設定します。
SPISTx
SPIポートの状態を表示します。
TDBRx
SPIポートの送信バッファレジスタです
RDBRx
SPIポートの受信バッファレジスタです。
SPIBAUDx
SPIポートの通信速度を設定します。
RDBRSx
SPIポート受信データレジスタのエイリアスです。
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