DMACR_CFG

DMACR_CFG ( Memory DMA Channel Read Configuration )はメモリーDMAのDMA読み出しチャンネルの設定を行います。

レジスタの構造

このレジスタは図1のような構造をもっています。初期値は0です。

図1 レジスタの構造

各ビットの意味は以下のとおりです。

DEN : DMA Enable

DMAを有効にします。

  • 1を書き込むとDMAを開始します。
  • 0を書き込むとDMAを停止します。
TRAN : Transfer to Memory

転送方向を決めます。このビットはデスクリプタからのロードでだけ設定できます。

  • 1を書き込むとメモリーへの書き込みであることを意味します。
  • 0を書き込むとメモリーからの読み出しであることを意味します。かならず0を書き込んでください。
DCOME : Interrupt on DMA Complete

ブロック転送後の割り込みの有無を決めます。このビットはデスクリプタからのロードでだけ設定できます。

  • 1を書き込むとメモリーブロックの転送後に割り込みを生起します。
  • 0を書き込むと割り込みは生起しません。
DTYPE : Data Type

転送データサイズを決めます。このビットはデスクリプタからのロードでだけ設定できます。

  • 1を書き込むと24ビット転送です。
  • 0を書き込むと16ビット転送です。
FLSH : Flush

直前のDMA転送が失敗に終ったとき、バッファをクリアするために使います。

  • 1を書き込むとバッファをクリアします。
  • 0を書き込んでも何も変化しません。
DERE : Interrupt on DMA Error

ブロック転送時のエラーによる割り込みの有無を決めます。このビットはデスクリプタからのロードでだけ設定できます。

  • 1を書き込むとエラー発生時に割り込みを生起します。
  • 0を書き込むと割り込みは生起しません。
FS : FIFO Status

FIFOの状態をあらわします。

  • 0x11のとき、FIFOは空ではありません。
  • 0のとき、FIFOは空です。
DS : DMA Status

DMAの終了ステータスです。

  • 1のとき、異常終了です。
  • 0のとき、正常終了です
DOWN : DMA Owns descriptor

DMAデスクリプタのオーナーをあらわします。このステータスはメモリー上のデスクリプタにも反映されます。

  • 1はソフトウェアがセットし、デスクリプタが準備完了であることをDMAに知らせます。
  • 0はDMAエンジンがセットし、デスクリプタによるデータ転送が完了したことを知らせます。

API

C/C++言語用に以下のインターフェースが用意されています。宣言はsysreg.hとdef2191.hで行われています。DMACR_CFGにアクセスする前には必ずIOPGにMemory_DMA_Controller_Pageを設定してください。

// #include <sysreg.h>
// #include <def2191.h>

sysreg_write(sysreg_IOPG, Memory_DMA_Controller_Page)     // メモリーDMAページに設定

io_space_write(DMACR_CFG, 値)         // DMACR_CFGに値を設定。
変数 = io_space_read(DMACR_CFG)       // DMACR_CFGの値を取得。

アナログデバイセズが配布しているmcmの中のビット定義ファイルdef2191bit.hから関連するビット定義部分をここに引用します。

                // Definition for DMA_CFG of commond operation
                // HISTORY of CHNGE FS_xxx is fixed
#define DOWN            BIT_15
#define DS              BIT_14
#define FS_OFST         12
#define FS_MASK         ( 3 << FS_OFST )
#define FS_EMPTY        ( 0 << FS_OFST )
#define FS_ONE_WORD     ( 1 << FS_OFST )
#define FS_TWO_WORD     ( 2 << FS_OFST )
#define FS_THREE_WORD   ( 3 << FS_OFST )
#define DERE            BIT_8
#define FLSH            BIT_7
#define DAUTO           BIT_4
#define DTYPE           BIT_3
#define DCOME           BIT_2
#define TRAN            BIT_1
#define DEN             BIT_0

参照情報

項目 マニュアルのページ等
説明 HR B-28
DMAの解説 HR 6-1
DMA開始手続き HR 6-6
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