2004年8月に正式リリースした、TOPPERS/JSP用のBlackfin依存部は、VisualDSP++での利用を目的としていました。2006年に入って、gccをはじめとするgnuツールチェーンのBlackfinへの対応が落ち着いてきたと判断したため、TOPPERS/JSPのネイティブな開発環境であるgccへBlackfin依存部を移植しました。
この、Blackfin依存部2.0は、同一ソースをgccとVisualDSP++いずれの環境でもビルドすることができます。
TOPPERS/JSP for Blackfin 2.xは、TOPPERS/JSP 1.4.x用のターゲット依存部です。この依存部はSourceForgeのTOPPERS/JSP for Blackfinから入手できます。
2006年7月現在、sourceforgeのこのプロジェクトは二つのCVSリポジトリを持っています。
開発はSUSE Linux 10.1上で行いました。gccのリビジョンはRev 3.4.5。これはblackfin.uclinux.orgで配布されているLinux用のバイナリ、2006R1 RC4 Tool Chain Releaseに入っているものです。
また、VisualDSP++での動作確認にはVisualDSP++4.5を利用しました。